Gakuen-Higashicho, Kodaira · FUDOSANYA UCHINORI
内不動産屋 内法賃貸だけの不動産屋(居住用建物の貸借の媒介)うちのり/2014年開業壁の内側で測ります。書ける数より、小さいほうを書きます。
小平市学園東町、一橋学園の駅から東へ二分の、賃貸だけの不動産屋です。このページには部屋が一つも載っていません。賃料も一円も書いていません ── 載せた部屋は決まり、決まった部屋を載せたままにすればおとり広告になるのに、消す速さを決めているのはこちらの都合だからです。そのかわり、うちが測った部屋の寸法の控えを置いてあります。六枚の畳が敷いてある和室を「六畳」とは書きません。規約の畳は一枚1.62㎡以上で、江戸間の畳は1.55㎡しかないので、壁の内側で測って割ると5.7畳になります。壁心で割れば6.1畳と書けて、それも規約違反ではありません。小さいほうを書いているのは、あとから確かめられるのがそちらだけだからです。

What is on the slip
- 内法の寸法
- 352 × 264 cm
- 内法の面積
- 9.29㎡
- 書く畳数
- 5.7畳(壁心なら 6.1畳)
内見のその場で測って、お渡しする紙です。賃料も住所も建物名も書いていません── 持ち帰って、いまのお住まいと比べるための紙だからです。
Measured inside
内法
うちのり
同じ部屋に、面積が二つあります。どちらも図面に出てくる数で、どちらで割っても規約には合います。
内法 ── 壁の内側の面から
住む人が触れる面から面までです。巻尺を当てれば測れるので、入居したあとに確かめられます。うちが控えに書いているのはこちらで、畳数もこちらを1.62で割って出しています。
壁心 ── 壁の厚みの真ん中から
図面を引くときの測りかたで、壁の中心線を結びます。壁の厚みの半分ずつが両側に入るので、内法より必ず大きくなります。中に手は入らないので、住んでから確かめることはできません。
規約が決めているのは、一枚の最低だけ
畳数で広さを書くときは、畳1枚あたり1.62㎡以上でなければなりません。壁心の面積を畳数で割った数値で見る、という書きかたです。どちらの面積で割るかまでは決まっていないので、大きいほうを書いても違反にはなりません。
だから、二つとも書きます
見出しに出すのは内法の数です。壁心の数は括弧に入れて、必ず隣に置きます。片方だけを出すと、もう片方があることが見えなくなり、比べられなくなるからです。
| 部屋 | 建物・築年 | 内法の寸法 | 内法の面積 | 書く畳数 | (壁心なら) | 敷いてある畳 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 和室 六畳(江戸間)わしつ ろくじょう | 木造アパート 1K1979年 | 352 × 264 cm | 9.29㎡ | 5.7畳 | 6.1畳 | 6枚江戸間(畳1枚 約1.55㎡) |
| 和室 六畳(団地間)わしつ ろくじょう | 公団型 2DK1968年 | 340 × 255 cm | 8.67㎡ | 5.3畳 | 5.7畳 | 6枚団地間(畳1枚 約1.45㎡) |
| 和室 四畳半(江戸間)わしつ よじょうはん | 木造アパート 2K1972年 | 264 × 264 cm | 6.97㎡ | 4.3畳 | 4.6畳 | 4.5枚江戸間(畳1枚 約1.55㎡) |
| 洋室(畳なし)ようしつ | 軽量鉄骨 1DK1991年 | 370 × 281 cm | 10.40㎡ | 6.4畳 | 6.9畳 | なし(洋室) |
| LDKえるでぃーけー | RC マンション 1LDK2004年 | 462 × 403 cm | 18.62㎡ | 11.4畳 | 12.2畳 | なし(洋室) |
| DKでぃーけー | 木造戸建 3K1965年 | 312 × 250 cm | 7.80㎡ | 4.8畳 | 5.2畳 | なし(洋室) |
畳数はどちらも面積 ÷ 1.62、小数第2位以下は切り捨てです。見出しに出すのは内法のほうで、壁心は括弧に入れて必ず隣に置きます ── どちらも規約に合っています。違うのは、入居したあとに巻尺で確かめられるかどうかだけです。
Work it out
畳しらべ
控えを選ぶと、内法の数が出ます。壁心の数も、押せば並びます。
- Inside, measured
- 352 × 264 cm
- Inside area
- 9.29㎡
- What we write
- 5.7畳
巻尺とレーザーを当てた数です。
畳数を出すための途中の数です。
9.29㎡ ÷ 1.62、小数第2位以下は切り捨て。
この部屋には畳が6枚敷いてあります。江戸間(畳1枚 約1.55㎡)。 床の枚数と、広告に書く畳数は、同じ部屋で一致しません。
畳は六枚敷いてあります。六枚で9.29㎡なので、割ると規約の一枚ぶんに届きません。
What is not here
載せないもの
のせないもの
このページに部屋はありません。賃料も書いていません。隠しているのではなく、紙とページでは守れない決まりがあるからです。
載せた部屋は決まります
決まった部屋を載せたままにすることは、おとり広告として禁じられています。消す義務はこちらにありますが、消す速さを決めているのもこちらです。ページは一日に一度しか直せないので、「速く消す」と約束するより、載せないほうが確かです。
賃料を書くと、広告になります
部屋と賃料を並べて書いた時点で、それは特定の物件の広告です。媒介か貸主かの別を明示する義務も、決まったあとに消す義務も、そこから生まれます。うちが賃料を電話と店頭でしか言わないのは、言った相手が目の前にいて、古くなった数をその場で訂正できるからです。
まだ建っていない部屋は、そもそも載せられません
建築確認などの処分を受ける前は、工事中の建物について広告を出すことができません。「来春完成予定・先行募集」という行がこのページに一行も無いのは、それを守ると書けないからです。確認が下りた部屋は、店でお話しします。
かわりに、測った控えを置いています
部屋の寸法の控えは広告ではありません。賃料も住所も建物名も書いていないので、どの部屋のことかは分かりません。それでも、この店がどう測ってどう数にするかは分かります。見ていただきたいのはそちらです。
部屋が無いのではありません。載せていないだけです。お電話をいただければ、 その時点で空いている部屋を申し上げます ── 古くなった数を、その場で訂正できるからです。
What moving in costs
か月
かげつ
入居のときに要るお金は、賃料の何か月分かで書いてあります。円では書けません ── 賃料を書いていないので、掛ける相手がこちらにないからです。
| 名目 | 賃料の何か月分か | 受け取るのは | 覚え書き |
|---|---|---|---|
| 仲介手数料 | 0.55か月 | この店 | うちが受け取るのはこれだけです。税込で借賃の0.55か月分 ── 法律の上限いっぱいではありません(下の「できないこと」をご覧ください)。 |
| 敷金 | 1.0か月 | 貸主(預かり) | 預かるお金で、退去のときに精算して返ります。うちの取り分ではありません。 |
| 礼金 | 0 〜 1.0か月 | 貸主 | 部屋によります。うちが決めるものではなく、無い部屋もあります。 |
| 前家賃 | 1.0か月 | 貸主 | 入居する月のぶんです。月の途中からなら日割りになります。 |
| 保証会社 | 0.5 前後か月 | 保証会社 | 部屋によって、使う会社も率も違います。連帯保証人を立てれば要らない部屋もあります。 |
| 火災保険・鍵の交換 | — | 保険会社・貸主 | 賃料に比例しないので、か月では書けません。額は部屋ごとに違うので、店でお伝えします。鍵の交換が任意の部屋では、任意だとお伝えします。 |
合わせておおよそ3.0〜4.0か月分です。賃料が書いていないので、掛ける相手はお手元の数字になります ── 比だけなら部屋を特定せずに書けるので、こう書いています。
この表で、うちが受け取るのは0.55か月分の一行だけです。残りは貸主と保証会社と保険会社に渡ります ── どれがどこへ行くかを書いていないと、全部が不動産屋の取り分に見えます。
What the law says
法律のこと
ほうりつのこと
この六つは方針ではなく、うちがどの免許で商売をしているかの説明です。一つめが、このページに部屋が一つも載っていない理由そのものです。
- 一
大げさな広告と、おとり広告は禁じられています
宅地建物取引業法 第32条(誇大広告等の禁止)/不動産の表示に関する公正競争規約
著しく事実と違う広告、実際より著しく良いと誤認させる広告は出せません。すでに決まった部屋や、はじめから取引する気のない部屋を載せ続けることも同じです。うちがページに部屋を載せないのは、この決まりを守る速さを、ページでは保証できないからです。電話で申し上げる部屋は、その電話の時点で空いている部屋です。
- 二
建つ前の部屋は、広告できません
宅地建物取引業法 第33条(広告開始時期の制限)
宅地の造成や建物の建築の工事が終わる前は、許可や建築確認などの処分があったあとでなければ、その物件の広告を出すことができません。完成予定の部屋を先に押さえていただくことも、広告にあたる限りはできません。
- 三
うちが媒介であることを、先に申し上げます
宅地建物取引業法 第34条(取引態様の明示)
広告をするときと、注文を受けたときに、自分が貸主なのか、代理なのか、媒介なのかを明らかにする義務があります。うちは媒介です。貸主になることも、代理をすることもありません。どちらの側でもない立ち位置を保つために、部屋を持たないようにしています。
- 四
契約の前に、宅地建物取引士が書面で説明します
宅地建物取引業法 第35条(重要事項の説明)
契約が成立するまでの間に、宅地建物取引士が、重要事項を記した書面を交付して説明します。取引士証を見せてから始めます。説明する人は資格を持っている者に限られるので、うちでは二人のうち一人がこれを行います。書面は、ご承諾をいただければ電磁的方法でもお渡しできます。
- 五
受け取ってよい額には、上限があります
宅地建物取引業法 第46条/国土交通大臣の定める報酬の額(告示)
居住用の建物の貸借の媒介では、依頼者の一方から受け取れる報酬は借賃の0.5か月分(税込0.55か月分)までです。ただし、媒介の依頼を受けるにあたってあらかじめ承諾を得ている場合は、貸主と借主の合計で1か月分(税込1.1か月分)までとることができます。つまり上限は、承諾という一言で二倍になります。承諾を求められるのは部屋を決めたあとではなく依頼の入口で、そのときお客さまはまだ比べるものを持っていません。うちは、この承諾をいただいていません。
- 六
畳の広さと、駅からの分数には、決まった数があります
不動産の表示に関する公正競争規約/不動産公正取引協議会連合会
広さを畳数で書くときは、畳1枚あたり1.62㎡以上でなければなりません。徒歩の所要時間は、道路距離80mにつき1分として計算し、1分未満の端数は切り上げます。どちらも業界の申し合わせではなく、景品表示法にもとづいて認定された規約です。うちの控えの数も、この二つの決まりの上で出しています。
What we cannot do
できないこと
できないこと
方針ではなく、理由の一覧です。理由が先にあるので、例外がつくれません。
このページに部屋を載せること
載せた部屋は決まります。決まった部屋を載せたままにすればおとり広告になり、消す速さを決めているのはこちらの都合です。守れる約束だけをすることにしました。部屋は電話と店頭にあります。
賃料を書くこと
部屋と賃料を並べた時点で特定の物件の広告になり、消す義務も明示の義務もそこから生まれます。比(か月)なら部屋を特定せずに書けるので、初期費用はそちらで書いています。
仲介手数料を一か月分いただくこと
居住用の賃貸の媒介で一方から0.5か月分を超えて受け取るには、媒介の依頼を受けるにあたって承諾をいただく必要があります。その承諾を求めるのは依頼の入口で、お客さまはまだ比べるものをお持ちでない。断りにくい場面で断れるかを試す形になるので、はじめから伺わないことにしています。税込0.55か月分です。
「駅から実際に歩いて◯分」と書くこと
徒歩の分数は道路距離80mにつき1分で計算し、端数を切り上げる、と決まっています。計算のしかたが決まっているので、歩いた時間は書けません。坂も信号も踏切も入っていない数です。
壁心の畳数を見出しに出すこと
壁心で割った数を書いても規約違反ではありません。それでも見出しに出さないのは、入居したあとに巻尺で確かめられないからです。括弧に入れて必ず隣に置きます ── 隠すためではなく、二つあることを見せるためです。
部屋の写真を載せること
取引する物件の写真でないものを、その物件の写真として載せることはできません。よその部屋の写真を借りてくる道が無いので、このページに部屋の写真は一枚もありません。いちばん上の一枚は借りものですが、部屋ではないので載せています(五つ打ち消してあります)。
How a room is taken
決まるまで
きまるまで
部屋が決まるまでに四つあります。預り金はいただきません ── 申し込みは契約ではないので、お金で縛らないことにしています。
01
条件を伺う
お電話か店頭で、お住まいになる人数と、通われる先と、いつからかを伺います。賃料のご予算もここで伺います。ページに書いていない数は、ここで全部お話しします。
02
部屋を見る
鍵をお借りして一緒に伺います。その場で巻尺とレーザーを当てて、内法を測ります。測った控えは、その日のうちにお渡しします ── 持ち帰って、いまのお住まいと比べられるようにです。
03
申し込みと審査
申込書を書いていただき、貸主と保証会社の審査に出します。申し込みは契約ではないので、途中でお取り下げになっても費用はかかりません。預り金はお預かりしません。
04
重要事項説明、そして契約
契約の前に、宅地建物取引士が取引士証をお見せしてから、書面で説明します。ご質問が終わるまで終わりません。終わってから契約書に進むので、同じ日にまとめて済ませたい場合は、お時間を長めに見てください。
村井 透
むらい とおる/店主・専任の宅地建物取引士
宅地建物取引士(東京都知事 第012345号)
大手の賃貸仲介に十一年いました。手数料の承諾書に判をもらう役をずっとやっていて、断られた記憶が一度も無いことに気づいたのが、独立した理由です。重要事項の説明はこちらが行います。
布施 奈緒
ふせ なお/測りと図面
宅地建物取引士ではありません(重要事項の説明はできません)
内見のときに巻尺とレーザーを当てるのはこちらです。控えの図も引きます。説明の資格は持っていないので、契約の場では席にいても話しません。
二人の顔写真はありません。印(内法の二本線)で代えています。 重要事項の説明ができるのは、取引士証を持っている一人だけです。
From tenants
借りた方から
かりたかたから
部屋が一つも載っていないサイトで、最初は閉店したのかと思いました。電話したら十二件ありました。測った紙をくれるのがいちばん良かったです。
学園東町・二十代
前の部屋は六畳と聞いていて、ここで五畳台だと言われて驚きました。説明を聞いて、驚くほうが正しいのだと分かりました。
小川町・四十代
手数料が半月ぶんなので、安いかわりに何かあるのかと疑いました。承諾書を出さない、という説明で納得しました。
喜平町・三十代
Visiting
ご案内
ごあんない
お部屋の話は、お電話か店頭でだけしています。はじめてのご相談でも、その場で決めていただく必要はありません。
Address
東京都小平市学園東町 1-9-4 一橋学園駅前ビル 1階
西武多摩湖線 一橋学園駅 南口から東へ徒歩2分(道路距離160m)。駐車場は店の前に二台。自転車はビルの脇に停められます。
この「徒歩2分」も、道路距離160m を 80 で割って 切り上げた数です。自分の店で同じ割り算をしています。
What we charge you
0.55か月分
税込みで、借賃の0.55か月分です。上限は1.1か月分までありますが、 そこまで受け取るには依頼の入口で承諾をいただく必要があり、それを伺わないことにしています。